令和3年度 波佐見町連携事業「子育て親育ち講座」が開催されました
2021年11月8日
日時:令和3年10月26日(火)10:00~12:00
場所:波佐見町勤労福祉会館
波佐見町との連携事業「子育て・親育ち講座」の第1回目の講座を下記の内容で実施しました。
第1部♦♦離乳食について知ろう♦♦ 対象:保護者のみ
離乳食について「なぜ?いつ?何を?どれだけ?アレルギーについて」をテーマに講義形式で実施。
★離乳食がなぜ必要なのか?
赤ちゃんは生後1年で身長が1.5倍、体重が3倍になるため、その成長を補うため母乳だけで不足する
栄養分を離乳食として摂取していく。しかし、液状の母乳やミルクで食を補っていた乳児が、大人と同
じような固形食を急には捕食できないため、そのトレーニングとして離乳食である。
★開始時期はいつから?
2019年、12年ぶりに改訂された「授乳・離乳の支援ガイド」の離乳食の進め方の目安を示した表を基に
時期や調理形態・目安量を説明。また、ガイドラインは厚生労働省のHPより入手できることも紹介。
ガイドラインは目安であり、離乳食を始めるタイミングとしては、哺乳反射(乳首を口の近くに持って
いくと咥えようとするため、指などを近づけた時に同じ行動をとる行為)がなくなった時である。
★何を?どれだけ?食べさせたら良いのか?
さまざまな食材を組み合わせて与える方が良いが、離乳の時期によって食べられる品目が増えていく事
を説明。
食べる量は、成長の度合いに個人差があるので、身体発育曲線を見ながら進める事が必要である。
★アレルギーについて
成長に必要なタンパク質の中に含まれる事が多いため、まずはアレルギーを起こしにくいおかゆから始
め、卵は卵黄、魚は白身魚、肉類は鶏肉からと段階を踏んでいく方が良い。
現在、水分補給の観点から子供用のイオン飲料なども販売されているが、果汁やイオン飲料の摂取は必
要性はない。1番気を付けることは、乳児ボツリヌス症を引き起こす蜂蜜を、1歳になるまで摂取させな
いようにする事である事を参加者へ伝達され、1部が終了した。
第2部♦♦幼児期の食事・おやつについて知ろう♦♦ 対象:保護者のみ
幼児とは、1歳の誕生日を迎えたその日からを指し、成長速度は、乳児期に次いで著しく、4歳で身長が
出生時の4倍、体重が5倍となる。さらには、乳児期には無かった運動による栄養の消費も加わるため、
それを補うための栄養摂取が必要となる。しかし、幼児期は胃袋がまだ小さいため、栄養摂取の回数を
増やして、十分に摂取できる機会を作る必要がある。よって、幼児期のおやつは、食事と食事の間食と
捉え、食事を補う物を与えることが大事である。どんな栄養素がどれだけ必要になるのか、3色食品群と
六つの基礎食品の表や食事バランスガイドを用いて説明された。
補足として、今回提示された幼児向け食事バランスガイドは、東京都版でしたが、長崎県版の大人のバ
ランスガイドは、ご当地食のちゃんぽんやビワが登場したり、キャラクターが龍踊になったりしている
ので、色々な県のガイドを見ても面白いのではないかという事を伝達され、2部も無事に終了した。
その後、質疑応答が行われ、講座を閉会後も、個別に質問される保護者がいらっしゃるほど好評だった
※次回は、11月25日(木)に同時刻・同会場で開催予定です!