【学生の皆さんへ】学修における生成系AIの利用について
2024年2月29日
学生の皆さんへ
長崎短期大学長
学修における生成系AIの利用について
近年、ChatGPTをはじめとする生成系AIの開発及び進歩は目覚ましいものがあり、教育や学修のあり方を一変させる可能性が指摘されています。これらの技術は我々の生活を豊かにする側面を有している一方で、それを十分に理解しないまま利用することは危険を伴います。
生成系AIの活用には学修上のさまざまなメリットも認められることから、本学としては利用を一律に禁止するものではありませんが、無自覚な利用は主体的に考える能力の育成を阻害する恐れがあります。
これらのことを踏まえ、本学としては学生の皆さんが生成系AI(ChatGPT等)を利用する上での留意点を以下のとおり挙げ、注意を喚起します。
(1) 生成系AI(ChatGPT等)によって作成された内容には誤りが含まれていることも多く、その信憑性はまだ十分ではありません。学修等において利用する場合は、常に内容の信憑性をしっかり確認することを心がけて下さい。また、授業等で利用する場合は必ず科目担当教員の指示に従って下さい。
(2) 生成系AI(ChatGPT等)によって作成された内容をレポート・課題・論文作成等にそのまま利用し提出した場合は、不正行為とみなし成績評価を行いません。また利用の内容や方法が悪質なものについては、懲戒の対象となることもありますので、十分に注意して下さい。
(3) 個人情報等の秘密にすべき情報など公開してはならない情報は、生成系AI(ChatGPT等)に絶対に入力しないで下さい。これらの情報を入力した場合、意図しない形で流出したり、流用されたりする可能性があります。プライバシーやサイバーセキュリティの観点からも注意が必要です。
(4) 生成系AI(ChatGPT等)によって作成された文章には他者の著作物が含まれている可能性があり、内容をそのまま使用することにより、知らないうちに著作権を侵害してしまうことがありますので十分に注意して下さい。生成系AIが作成した文章を利用する場合には、利用者が入力した質問やキーワード及び生成系AIの回答を記録し、参考資料として明示できるようにしてください。
今後も国内外の高等教育機関からの情報収集や学内での協議等を継続的に行い、教育への活用を含め適宜見直しや検討を続けていきます。修正などがあった場合は、アクティブポータル等で通知します。