香港クルーズ船で茶道文化交流をしました!
2024年3月21日
令和6年2月6日より12日の期間で、国際コミュニケーションコースの学生が香港での観光研修と香港から日本への大型クルーズ船内での茶道文化交流に臨みました。
包括連携協定を結ぶ佐世保市三ヶ町商店街様より、大型クルーズ船Costa Serena(コスタセレーナ)船内での日本文化を海外の皆様にコンテンツとして提供をできないかという依頼を受けた本学は、教育の根幹にある茶道での国際交流を企画しました。このクルーズ船は中国の春節に合わせて香港を出航し、福岡~佐世保~八代~鹿児島を周遊するもので、乗客はほぼ香港の方ばかり。どのようにすれば茶道による交流を形に出来るかを検討し、点前の披露と実際に茶を点てていただく茶道体験、着物を着た学生との記念写真をセットで行うこととしました。更に出航に合わせて香港での観光にも臨み、自身の英語力を試す機会として、そして自身の国際的な視野を広げる機会としました。
香港観光では、「OceanPark」や「太平山」、旺角の街並みを巡り、言葉は勿論、食文化や人々の暮らしぶりなど、日本とは異なる海外の在り様に感動を覚えずにはいられませんでした。
そしていよいよコスタセレーナに乗船。全長約300m、船幅約36m、乗客定員約3,000名、乗組員も1,100名と桁違いの規模で、イタリア船籍がゆえの内装も、ギリシャ神話をコンセプトとした全くの異世界の様相でした。劇場やレストラン、ダンスホールに屋外プール、バーやスパやカジノまで完備した船内は、飽きを感じさせないもので、クルーの皆さんもにこやかで親切に応対してくれたため、不自由なく船旅を楽しむことが出来ました。
船内での茶道交流は大好評のうちに終わりました。本学と茶道鎮信流の説明を英語と広東語で行い、薄茶の点前を披露し、実際に茶を点てていただく茶道体験、着物を着た学生との記念撮影とプラン通りに進行できましたが、やはり日本文化の代表ともいえる茶道にお客様は興味がつきないようで、100名近く集まられた皆さん茶道体験の際には我先にと手を挙げて参加されました。英語と身振り手振りで点て方を伝えるうち、いつの間にかクルーの方々も参加され、船内で催されるミニイベントの中でも最も盛り上がったのではないでしょうか。同時に、佐世保市のプレゼンにも参加し、学生ならではの視点で佐世保市の魅力を伝えてきました。
2月11日に一度博多港に寄港し、翌12日に佐世保港に到着しました。短大チームはここで船を降り、約5日間の船旅となりましたが、香港での観光、大型客船への乗船、船内で迎えた春節イベント、初めてとなった船内での点前披露、そして、お客様は勿論クルーの皆さんの温かさなど、初めて尽くし、感動尽くしの非常に密度が濃い船旅を経験することが出来ました。